原発事故後も診療、福島・広野町の病院で火事
福島第一原発のある福島県双葉郡で、原発事故後に唯一診療を続けていた病院の敷地で火事があり、院長とみられる遺体が見つかりました。火事があったのは、福島県広野町にある「高野病院」の敷地内にある住宅です。30日午後10時半ごろに火が出て、木造平屋建ての住宅の一部を焼き、建物の中から男性の遺体が見つかりました。住宅にはこの病院の院長の高野英男さん(81)が1人で暮らしていて、警察では遺体が高野院長とみて身元の確認を進めています。高野病院は福島第一原発事故の避難区域のある双葉郡で唯一、稼働している病院で、高野院長は震災後から診察を続けていました。