2月25日(水)晴れ。積雪160㌢。昨日行なわれた講座「奥会津のからむしと麻を考える」。無事終了しました。講師は菅家博昭氏。11名参加。明治初期、大芦には五十嵐善八という商人がいた。現在の五十嵐純子さん宅。麻、からむし、ぜんまいなどをあつかっていたようだ。当時を知るひとの証言によると「荷を運ぶために馬を三頭飼っていた」という。ある日、金沢から戊辰戦争で亡くなった加賀藩士の遺族が善八を訪ねて来た。実は善八は亡くなった加賀藩士を手厚く葬っていたからだ。加賀藩士の遺族は善八の家に泊めてもらおうとしたが泊めてもらえなかった。なぜか。家のなかは、買い付けたぜんまいでいっぱい。泊めるスペースがなかったのだ。そこで親類の故・五十嵐兵一宅に泊る。五十嵐兵一宅にはいまも加賀藩士の位牌がある。また、当時は苗字(みょうじ)を名のるひとは少なかった。苗字をもっているひとはおカネを出して買った、という。次回の講座は3月3日(日)。最終回。参加者(2名)を募集しています。2月27日(金)まで大芦家へご連絡ください。